複数の金融機関に審査の申し込みをしたらデメリットがあるのか?

住宅ローンの審査にまつわる都市伝説を斬る

住宅ローンの審査の中身は我々が知りようがありません。通るか通らないかというのは、実際出してみないと分からない部分もあります。極端な例は除きますけど。

そこで巷には様々なウワサが飛び交うのですよね。

その一つが

複数の金融機関に審査の申し込みをしたら、落ちまくっていると思われて損になる。

というまことしやかなウワサです。

今日はこれを斬りたいと思います。

質問:何行にも事前申し込みをすると、個人情報の照会履歴件数がカウントされて不利になるのですか?

千日さん初めまして。

生涯賃貸でいいと思っていた自分でしたが、結婚・子育てを機にマンション購入も視野に入れることになりました。そこで千日さんのブログに出会えていろいろと勉強させていただいています。ありがとうございます。

さて、早速ですがお尋ねしたいことがございます。

このたび、ある物件を購入(希望)するにあたり話を進めたいと思っています。不動産屋さんからは「まずは事前審査を、値下げ交渉等は通ってからの話です。」ということで、事前審査を申し込みました。銀行2行に申し込み、どちらも事前審査は通りました。

ただ、本当にこの2行から選ぶべきなのか迷いがありまして、他行にも事前審査の申し込みをしようかと思っています。

ところが、何行にも事前申し込みをすると、個人情報の照会履歴件数がカウントされ、何行にも事前申し込みをしたこと自体がマイナス評価になるそうです。

マイナス評価になるのであれば、どの程度のマイナスなのか。また履歴は時間がたてば(例えば数ヶ月)消えるのか。など、複数の金融機関に事前審査の申し込みをした際のデメリットについて、ご存じでしたら教えていただければ幸いです。

回答:通っていれば何行審査に出しても不利にはなりません

ご質問、ありがとうございます。

ではお答えしますね。

複数審査に出すと不利になるというのは、審査に落ち続けているのでは?という風に思われるからという誠しやかな噂はあります。

しかし、受かってる訳ですから、問題無いと思いますよ。信用情報の照会では受かったかどうか分らないのもミソです。

従って、私の見方では、そもそも受からない人が受からなかった理由としてそういう言い訳をしているのではないか?と思います。

審査には事務コストもかかるので、みだりに出してほしくは無いという銀行の思惑もあるでしょう。

いずれにしても、決定的なマイナスポイントにはならないでしょう。

そもそも、1つの要素だけで決まる訳ではありませんし、審査に出しまくっていても、充分な収入と担保があれば通ります。

千日による追記:

これについては、不動産屋の考えもあります。

不動産会社は、お客を提携銀行に紹介すると紹介料を銀行から受け取ります。マージンを不動産会社に多く払う住宅ローンというのは、その費用が金利に乗ってくるということです。つまり利用者にとってメリットの少ない住宅ローンということになります。

つまり、他の金利の安い利用者に有利な銀行で融資が決まってしまうと不動産会社に紹介マージンが入らなくなってしまいます。

内側がどうなっているかわからない「住宅ローン審査」について、そういうデマを流す利益があるのは彼らでしょう。

沢山出しているという理由だけで落として、みすみすお客を逃す方が損だと金融機関は考えるでしょうね。

ただみだりに出してもこちらのロスも大きいです。なんとなく審査に出すのではなく、ある程度、候補を絞って何行かに出すのが定石です。

まとめ~固定ページ追加のお知らせ

住宅ローン審査について、住宅ローンラボに 金融機関の審査ラボ を新しく作りました。

最新の審査のトレンドについて、全国の金融機関に対して国土交通省が調査した結果を分析し、分かりやすく解説したページです。

何となく今まで常識のように思われていた判断基準が実はそんなに重要でなかったりします(例えば勤務先の規模など)。

よかったら合わせて読んでくださいね。

以上、参考になりましたら幸いです。

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