【速報】みずほ銀行の2017年1月35年固定金利は1.15%

2017年10月26日

みずほ銀行35年固定は1月に微増する

今回は、みずほ銀行来年1月固定31~35年の住宅ローンの適用金利の情報が入りました。ちなみに2016年12月は1.11%ですが、そこから0.04ポイント上昇して1.15%となるようです。

12月は米国の長期金利が急上昇し、アメリカ中央銀行が追加の利上げを発表したことで、日本の長期金利も上がりましたね。なので、1月の住宅ローンの金利も上がるだろうという予測を立てていましたが、予測よりも緩やかな上がり方です。

ちなみにフラット35の金利は、0.07ポイント上昇すると予測していますが、どうなるか?それはあと数日で分かることですのでこれ以上はやめておきましょう。

では今日のご相談です。このみずほ銀行と地元の地方銀行のどちらにするか?というご相談です。

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質問:みずほ銀行の35年固定か地元の地銀の10年固定か?

WWと申します。30代です。

いつもブログを拝見させていただき参考にしています。

来年の1月上旬に契約をする予定ですが銀行を決めることができない状況です。

  • (A銀行)みずほ銀行の金利は35年固定の1.18%(2016年12月から0.07ポイント上昇すると予測)
  • (B銀行)地銀D銀行の金利は当初10年間0.9%それ以降は1.9%です。

総返済額は30万ぐらいみずほ銀行の方が安いですが11年以降に金利が下がった段階で借り換えをしようと考えています。このような考え方は甘いでしょうか。

融資額はみずほ銀行が1740万地銀D銀行が1700万。地銀D銀行の場合は保証料が不要のためもしあなた様ならどちらの銀行と契約しますか?

補足説明:その後、検討中の銀行がみずほ銀行、地元の地方銀行ということをお聞きしましたが、当初はそれぞれA銀行、B銀行という形でのご質問でした。検討している銀行名については個人情報にあたりませんので、イニシャルではなく特定できる名称でご質問いただけるとありがたいです。

千日の回答:支払利息総額の安いみずほ銀行

では早速お答えしていきます。

①借換について

甘いという事はありませんよ。ただ、「11年目以降に金利が下がった段階で」と書かれている点ですが、借換は何年目でも可能です。

住宅ローン控除の期間中でも借換出来ます。新しい住宅ローンがその住宅のローンであることが条件ですので、直前のローン残高以下の借入なら、問題なく控除を受け続けられます。

②どちらの銀行にするか

そうですね。具体的な銀行名があればより回答しやすいです。保証料が不要な場合は融資手数料が実質的に保証料位の金額になるケースがほとんどです。

また、保証料は借換の際に幾らか返ってきますけど、融資手数料は返金されません。

ただ、当初10年が0.9%というのは、それ程うまみではありません。借換しないと損になるのは、デメリットと考えます。私なら1.18%の(A銀行)みずほ銀行にするでしょう。固定金利としては、十分に安いです。

千日

返信~地元の銀行には金利だけでは測れない価値がある

ご返信ありがとうございます。

A銀行はみすほ銀行でB銀行は地銀Dです。

高額な融資だったため対面で話ができる銀行を希望していたためその二つの銀行に絞りました。今回の住宅ローンの手続きで流れが分かったため借り換えの時はネット銀行もふくめて相対的に安くできる銀行を決めようと考えています。

デメリットはありますがB銀行の地元の地銀にしようかと考えていました。

千日の返信(ダイジェスト):

対面で話しが出来るのは、単純に利息で測れない価値がありますね。ただ金利の安さという点ではネット銀行→都銀→地銀という順位にならざるを得ません。

その分対面審査で便宜を図れたりするのが地銀や信金です。

直前にみずほ銀行の適用金利が分かった

千日さま

先日、ご相談をさせていただきましたWWと申します。

本日、みずほ銀行から1月の金利が分かったという連絡があり35年固定が1.15%です。

これは十分に低い金利でありみずほ銀行に決めるべきでしょうか?

地銀D銀行の当初10年0.9%、残り1.9%にして借り換えにして総返済額を減らすのはデメリットがありすぎでしょうか?

最終的には私自身が決めるべきことだと承知していますが、千日さまのご意見を聞かせていただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

経済的に合理的な判断と貨幣で測れない価値どちらを取るか

WWさま

ご相談及び情報提供ありがとうございます。我々の0.07ポイント上がるという予想よりも0.03ポイント低い上昇でしたね。地銀D銀行はそのままでしょうか?

そうなると、金利の面ではなおさら、みずほ銀行に軍配が上がりますね。

もちろん、金利以外の面での対応でのきめ細かさという面で決めるということもあります。

  • みずほ銀行も支店が近所にある。
  • さらに融資額でもみずほ銀行が1,740万円、地銀D銀行で1,700万円。
  • 金利の面でもみずほ銀行の方が安い。

経済的に合理的な選択をするならば、みずほ銀行一択です。

それであっても、地元密着で対応のきめ細やかなD銀行に、ということであれば、担当者にその旨を伝え、金利の値下げ交渉をするのも手ですね。

それでも、10年固定を一般的な都銀並みの水準に下げるのは難しいでしょう。出来るならば初めからもう少し低い金利を提示しているはずです。

銀行の利益はその時々の資産運用の良し悪しにも大きく左右されます。地銀D銀行がどこまで条件を下げられるかというのは、単に競合だけで決まるものではありません。

結論的には、今の条件ならばみずほ銀行です。
地銀D銀行に心が残っているのならば、幾らか今よりも条件を上げてもらわないと、あまりにもつり合いが取れないと思いますよ。

千日

まとめ

都銀の担当者って転勤で全国に異動になるんですってね。ですから、基本的に地元の人じゃないんです。その点、地銀はその地元で店舗展開してますから、基本的に地元の人なんですよ。

地銀の強みは地域密着というわけです。

ですから、審査や融資の条件については、比較的融通がきくというメリットがあります。特に審査では都銀の方が厳しいです。『金持ちしか相手にしない』みたいなところがあります。

今回のケースでは、金利の条件で都銀のみずほが安いのは、まあ分かるんですけど、融資の金額までみずほの方が多いのはちょっと珍しいですね。普通は、地銀の方が審査で便宜を受けられますので、地銀の方が高い融資額が出るのが普通です。

ですから、もう少し地銀には頑張って条件を出してもらわないと…という結論となりました。

もちろん、地銀であっても支店長のカラーによって全然対応が異なる場合があります。というか、そういうものです。いずれにしても一つの金融機関だけで審査を通すのではなく、複数通してみることをお勧めします。銀行によって全然違うんだということが見えてきますよ。

金利タイプ選びのセオリー

以上、参考になりましたら幸いです。