疾病保障、ワイド団信、団信不加入ランキング

2018年11月14日

最終更新:2018年11月6日

自分のリスク傾向にマッチした団信(保険)とは?

 

団信とは、住宅ローンの債務者が死亡や高度障害になったときに保険会社が住宅ローンを全部払ってくれてローンがゼロ円になる生命保険です。

この保険料は銀行の方が負担します。その代わり住宅ローンを借りるにはこの団信に加入できることが最低条件になっています。

また、金利を上乗せすれば、通常の生命保険に加えて疾病保障特約を付けることが出来ます。ネット銀行の中には、金利上乗せ無しで疾病保障が付く住宅ローンもありますね。

また、生命保険なので持病などが原因で一般の団信に加入できない人は、民間の住宅ローンを借りることが出来ません。そこで、健康状態の条件を緩和したワイド団信という選択肢があります。

そして、フラット35では団信への加入は任意となっています。つまり団信に加入しないという選択肢もアリなのです。

年齢別ランキングへのリンク

ワイド団信保険会社、取り扱い銀行、上乗せ金利の一覧

引受の健康条件を緩和したワイド団信は、保険料は銀行が負担し、利用者には上乗せ金利を請求するという建前になっています。

一言でワイド団信といっても、審査基準は保険会社によって異なります。A生命保険で落とされてもB生命保険では通るということは、よくあることです。

逆を言えば、取り扱い銀行が違ってもワイド団信の保険会社が同じであれば、結果は同じになります。

なので下の表の保険会社が被らないように審査に出して、無駄の無いようにしておくことをお勧めします。

ワイド団信保険会社 取り扱い銀行 上乗せ金利
カーディフ生命 三井住友銀行 1.0%
関西アーバン銀行(名称:スーパー団信) 満35歳以下0.5%
36歳~満40歳以下0.6%
40歳~満50歳以下1.0%
クレディ・アグリコル生命保険 ソニー銀行 0.20%
三菱UFJ銀行、りそな銀行、じぶん銀行、アルヒ、イオン銀行、三菱UFJ信託銀行、千葉銀行 0.30%
損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険 みずほ銀行 0.30%
三井住友海上あいおい生命保険 大垣共立銀行、北洋銀行 0.30%

※三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行に、ワイド団信の取り扱いは無し(2018年11月現在)。

カーディフ生命

カーディフ生命は、フランスを本拠とする世界有数の金融グループBNPパリバのグループ会社です。耳慣れないかもしれませんが、世界的なメガバンクの子会社です。

三井住友銀行と関西アーバン銀行が取り扱うワイド団信の保険会社ですが、見てのとおり両行とも上乗せ金利が高いですね。

クレディ・アグリコル生命保険

クレディ・アグリコル生命のワイド団信は、ワイド団信を取り扱う銀行が最も多く採用している生命保険です。メガバンクやネット銀行が多いです。

かなり獲得に積極的で、どんな病気のケースで団信に通ったかという情報も公開しています。

おもな疾病のカテゴリー ワイド団信で過去に引受実績のある主な例
代謝異常による病気 糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など
心臓・血圧の病気 狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)など
脳の病気 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など
精神・神経の病気 うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など
食道・胃・腸の病気 潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど
肝臓・胆道・膵臓の病気 肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど
呼吸器(胸部)の病気 喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など
目・耳・鼻の病気 緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など
ホルモン・免疫異常による病気 バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど
血液・造血器の病気・異常 貧血、赤血球・白血球の数値異常など
妊娠・女性特有の病気 妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など

記載の疾病のカテゴリーや病名は一例であり、ワイド団信の加入可否は、病名だけで決定するものではありません。

しかし、多くの加入者がいるということは、それだけ危険の分散が出来ているということですし、獲得に積極的ですので、ワイド団信の保険会社の中では最も通る可能性が高いと言えます。

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険がワイド団信の取り扱いを行っているのは、みずほ銀行のみです。

ワイド団信ではクレディ・アグリコル生命保険が国内最大シェアですが、落ちた場合にもうワンチャンあるのが有難いですね。

住宅ローンとしても、みずほ銀行は全期間固定金利で低金利の商品があり、十分に魅力的です。

年齢別のリスクの傾向にマッチしたワイド団信又は団信に加入しない住宅ローンのランキング

団信に入らなければ不安だ…

これは誤りです。あくまで自分にとって適合しているのか?という観点から団信を選ぶ必要があるのですよ。

少なくとも年齢ごとに、リスクの傾向とそれに合った団信の選び方というものがあるのです。

年齢層 リスクの傾向 適合する保険or団信 ランキングへ
20代 年収に対して住宅ローンの金額が高い傾向がある。定年までの年数が最も長いグループ。 病気はしっかり治して職場復帰を目指す方が良い。団信より治療費の保障が充実する生命保険がマッチする。 20代ワイド団信or団信不加入
30代 家を買う人が最も多く、定年までの年数もソコソコあるので平均の住宅ローンの金額で最高となる。 30代前半までは生命保険の方がお得だが後半からは団信の方がお得になる、損得判断の分水嶺がある年齢層。 30代ワイド団信or団信不加入
40代 定年までの年数が30代より10年短いが、住宅ローンの金額は30代と変らない。定年時の残高が高く完済にリスクのある人が多い。 60歳の残高が最も大きく、団信の保障によるリターンも最大となる年齢層。 40代ワイド団信or団信不加入
50代 40代から一転して慎重となり、住宅ローンの金額を抑える人が増えてきます。 住宅ローンの金額を抑える人も多いが、あえて住宅ローン控除の恩恵と団信の保障を得るために多く借りることが合理的な場合もある。 50代ワイド団信or団信不加入

住宅ローンの返済は病気で働けなくなっても続きます。自分の家と家族を守るには、自分のリスクに見合った対策をする必要があります。

絶対団信に入らないとダメだということもないし、逆に団信なんて要らないということもありません。その保険が自分のリスクに適合しているのか?が大事なのです。

家なんて、しょせんは容れ物です。しかしそこに入れるものは、家族の生活と人生です。その決断にはほんの少しの妥協があってもいけないのです。家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本では住宅ローンのリスクと保険の選び方について詳しく書いています。良かったらお手にとってくださいね。

Posted by sennich