40代世帯年収600万以上1200万未満の最適住宅ローンランキング
40代世帯年収600万以上1200万未満:物件価格の平均4110万円、住宅ローンの平均3590万円
40代で世帯年収600万以上1200万円未満は、40代でマイホームを購入する人のボリュームゾーンであり、相談事例も最多です。
このグループのご相談者の世帯年収の平均は818万円です。つまり概ね、
- 年収の5.0倍の物件を購入し、
- 年収の4.4倍の住宅ローンを組む
という人が平均的なモデルとなります。これは多くの人が安全圏のレンジを超えた住宅ローンを組んでいることを意味します。ランキングの後で詳しく解説します。
【注目情報】
2024年2月からはフラット35の金利引き下げ制度「子育てプラス」がスタートするので、当初の期間最大1%引き下げとなります。子どもがいなくても夫婦どちらかが40歳未満であれば適用となります。詳しくはフラット35は子育て世帯で最大1%引き下げに拡大【子育てプラス(仮称)】を公認会計士が解説|千日のブログにわかりやすく書いています。
変動金利のランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2025年2月金利
順位←最適な人 | 1位←住宅ローン控除を利用し金利負担なしで手厚い保険を掛けたい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
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金利 | 年0.345%~年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※適用金利や引下幅は、お申込み内容や審査結果等により決定いたします。 | ||||||
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順位←最適な人 | 1位←初めての住宅ローン変動か固定か対面で相談したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動金利(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行) | ![]() |
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金利(金利プラン) | 年0.448%(通期引き下げプラン)※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※上記は物件価格80%以内でお借入れの場合 ※物件価格80%超~100%以内でお借入れの場合は、上記金利に年0.032%上乗せ ※物件価格100%超でお借入れの場合は、上記金利に年0.036%上乗せ | ||||||
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固定金利のランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2025年2月金利
順位←最適な人 | 1位←子育て世帯で最も低金利で固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | スーパーフラット 35年固定 団信加入(ARUHI) | ![]() |
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金利 | 「7」年1.75% 「8」年1.76% 「9」年1.88% 子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~) |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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順位←最適な人 | 1位←フルローンで低金利で固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
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金利 | 年2.170%~年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※適用金利や引下幅は、お申込み内容や審査結果等により決定いたします。 | ||||||
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順位←最適な人 | 1位←子育て世帯で全疾病団信に加入し定年後も金利を固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 対面で相談→フラット35保証型(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行) | ![]() |
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webで申込→フラット35保証型(住信SBIネット銀行) |
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金利(借入割合) | 年1.82%(80%以下) 年1.88%(90%以下) 子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~) |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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初めて買う人・住み替える人 独身からファミリーまで 50歳からの賢い住宅購入
少子高齢化社会の前提のもと、40代後半から50代前半のタイミングで家を買う、または買い替えようという人がこれからの人生を幸福に過ごすために、現状を把握し、計画を立て、実行していくためのノウハウを提供するものです。
必ず読んでください!ランキング使用上の注意点
下の表は相談者の年齢と世帯年収別の物件価格の平均と住宅ローンの平均を表にしたものですが、30代の同じ年収の人達と同じ位の住宅ローンの金額になっているのですよ。
(単位:百万円)
世帯年収(万円) | 年齢 | |||
---|---|---|---|---|
20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 | |
400未満 | 物件39.1 ローン36.8 |
物件31.5 ローン28.8 |
物件27.0 ローン21.6 |
物件31.4 ローン21.1 |
400~600 | ||||
600~800 | 物件42.7 ローン37.8 |
物件41.1 ローン35.9 |
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800~1000 | 物件56.7 ローン40.1 |
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1000~1200 | 物件49.5 ローン42.7 |
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1200~1500 | 物件74.1 ローン64.2 |
物件66.2 ローン58.9 |
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1500~2000 | ||||
2000以上 |
では、幾らが適正な金額なのか?にお答えしましょう。
下の表は私の著書の住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本でご紹介している、無理なく返済できる住宅ローンを見積もる4つのルールです。
- 毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
- 返済額が一定になる元利均等返済方式
- シミュレーションの金利は固定金利
- 定年(60歳)時のローン残高は1000万円以下
この4つのルールを、45歳の各年収でスタートし、無理なく完済できる住宅ローンの金額として、表にすると以下のようになります。
(単位:万円)
年収 | 月収 | 45歳 |
---|---|---|
300 | 15 | 1815 |
400 | 20 | 2255 |
600 | 25 | 2470 |
700 | 30 | 2870 |
900 | 35 | 3130 |
1000 | 40 | 3510 |
1200 | 50 | 5798 |
注1:年収に対する月収は扶養家族やボーナスに配分される額によっても違ってきますのであくまで目安としてご利用ください。
注2:世帯年収1200万円からは「1.毎月の返済は手取り月収の5割以下でボーナス払いなし」という前提で計算しています。収入が多いので割合が高くなっても生活可能だからです。
注3:表は60歳定年を前提にしています。65歳定年の人は自分の年齢より5歳若い年齢を当てはめてください。医師や自営業など決められた定年が無い人は70歳定年としますので自分の年齢より10歳若い年齢を当てはめてください。
ご相談者の平均的な年収818万の対応するところは700万(2870万円)と900万(3130万円)中間くらいですので、3000万円が適正な住宅ローンです。
しかし、ご相談者の平均の住宅ローンは3590万円ですから590万円(約2割)もオーバーしているんですね!
40代ということは定年の60歳まであと20年を切っています。残りの年数は短くなっているという点に注意が必要です。
30代までなら、最長の35年の返済期間をとって、自然体で返済していけば定年時にはそれなりに残高も小さくなっているので完済できるという見込みを立てやすいです。
しかし40代からは自然体で返済するのでは危ない、計画的に繰上げ返済資金を貯めていかなければ危ないのです。
特に夫婦共働きの場合で、10歳以上歳の差がある場合は、年齢の高い方が一般的に年収が高く、かつ、かなり先に定年退職を迎えます。
今の主力の大黒柱がリタイヤした後の返済をどうするか?も考えたうえで最適な住宅ローンを決めなければなりません。特に共働きの場合は40代共働き夫婦の最適住宅ローンランキングを参考にしてください。
40代にお勧めする住宅ローンのランキングポリシー
ランキングの順位は、典型的なモデルを想定して便宜上つけた順位付けです。ご自身の状況と照らし合わせて、最も適合した住宅ローンを見つけてください。
最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで審査を通しておいてください。
月初の各行の住宅ローンの発表に合わせてランキングの金利や順位を更新します。念のため、引き渡しの前月までは毎月チェックしてください。
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