30代共働き夫婦の最適住宅ローンランキング

2024年3月2日

30代の共働き夫婦の世帯年収の平均は1020万円(夫616万円 妻404万円)で平均4954万円の物件を購入し4325万円の住宅ローンを組んでいます(2021年3月時点)。

共働き夫婦の最適住宅ローンランキング

そんな30代の共働き夫婦に特有のリスクに対応した住宅ローンをランキング形式でご紹介しています。

変動金利と固定金利それぞれの上位の金利タイプで審査を通しておけば、直前に経済情勢の変動があっても慌てることなく有利な方を選ぶことが出来るでしょう。

【注目情報】

2024年2月からはフラット35の金利引き下げ制度「子育てプラス」がスタートするので、当初の期間最大1%引き下げとなります。子どもがいなくても夫婦どちらかが40歳未満であれば適用となります。詳しくはフラット35は子育て世帯で最大1%引き下げに拡大【子育てプラス(仮称)】を公認会計士が解説|千日のブログにわかりやすく書いています。

変動金利、当初固定のランキング

ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。

2024年3月金利

 

順位←最適な夫婦 1位←メガバンクで低金利で借りたい共働き夫婦
住宅ローン名(金融機関) 変動金利、10年固定(三菱UFJ銀行)
金利 変動金利 年0.345%~年HPご確認%
10年固定 年0.980%~年HPご確認%
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
※適用金利や引下幅は、お申込み内容や審査結果等により決定いたします。
メリット(注目)
  • 世帯年収は高いが夫婦50:50の共働きで夫婦両方が働かないと返済できない、でも子どもも欲しい!ケースで、金利が固定されるうちに返済資金を貯蓄し態勢を整えるプランにマッチしている。
  • 女性向け特典として出産後6ヵ月以内に申し出ることで金利を0.2%優遇する。特典の適用には条件があるため詳細は公式サイトから確認してください。
  • リフォーム資金も融資対象になるため、中古住宅のリノベにも使える。
デメリット(注意)
  • 変動金利で借りる場合は金利が上がったらいくら支払額が増えるか金利が上がったらどうする?シミュレーションで把握しておこう。
  • 収入合算で申し込むと連帯保証となる。連帯保証人は住宅ローン控除を受けられない。夫婦それぞれが融資条件を満たしている場合はペアローンを利用することができる。ペアローンは夫婦それぞれ住宅ローン控除を受けられる。

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全期間固定金利のランキング

ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。

2024年3月金利

 

順位←最適な夫婦 1位←子育て世帯で最も低金利で固定したい夫婦
住宅ローン名(金融機関) スーパーフラット 35年固定 団信不加入(ARUHI)
金利 「7」年1.42% 「8」年1.43% 「9」年1.55%
子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~)
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • 団信に加入しない場合0.28%引き下げとなる(他行は0.2%の引き下げ)。30代前半までのデスクワークなら民間生命保険の方が保険料が圧倒的に安く保障も厚い。
  • 夫婦連帯債務とすることで、夫婦それぞれが住宅ローン控除を受けられる。
  • 金利引下げ制度【子育てプラス】で当初期間は最大1%引下げになる。
  • 実行後は住所変更を通知して賃貸への転用が可能。
デメリット(注意)
  • 最低1割の頭金が無ければならない。スーパーフラットの場合は頭金の不足分をARUHIから借りることはできない。ただし手数料等も借入に含めることができる。
  • 返済負担率(年収に占める年間合計返済額の割合)は20%以下でなければならない。
  • 団信を付ける場合はARUHIの一般団信となり、機構団信の身体障害保障は付帯しない。
  • 分割融資の取り扱いはないが、1年以内のつなぎ融資はあり金利は2.2%~。

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順位←最適な人 1位←フルローンで低金利で固定したい共働き夫婦
住宅ローン名(金融機関) 全期間固定31~35年(三菱UFJ銀行)
金利 年1.780%~年HPご確認%
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
※適用金利と引き下げ幅は、お申込内容や審査結果等により決定いたします。
メリット(注目)
  • 女性向け特典として出産後6ヵ月以内に申し出ることで金利を0.2%優遇する。特典の適用には条件があるため詳細は公式サイトから確認してください。
  • 0.3%上乗せで付けられる【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉】は対象疾病で1日の入院でもローンがゼロ円となる。医療現場を知る医療関係者に人気。
  • リフォーム資金も融資対象になるため、中古住宅のリノベにも使える。
デメリット(注意)
  • 銀行指定の一般団信へ原則加入となる。30代前半までは団信に加入するよりも、掛け捨ての生命保険に加入する方が保険料の負担は少なくなる。
  • 分割融資、つなぎ融資の可否については個別案件ごとの判断となる。

公式サイトはこちら

順位←最適な夫婦 1位←全疾病団信に加入してリフォーム、リノベしない夫婦
住宅ローン名(金融機関) 対面で相談→フラット35保証型(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行)
webで申込→フラット35保証型(住信SBIネット銀行)
金利(借入割合) 年1.73%(80%以下)  年1.81%(90%以下)
子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~)
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • SBIマネープラザには全国的に対面店舗があり、業界最低金利の変動金利とフラット35最低金利を比較シミュレーションした上で申し込みが出来る。
  • 団信込みのフラット35で最も低金利、全疾病保障が金利上乗せなしで付く。若くて病気のリスクは低くてもケガで長期入院の可能性がある職業には適合する。
  • 金利引下げ制度【子育てプラス】で当初期間は最大1%引下げになる。
デメリット(注意)
  • 夫婦の連帯債務で借りることができないため、共働きでも住宅ローン控除を受けられるのは夫婦のどちらか一人だけ。
  • 銀行指定の一般団信への加入が必須となる。ただし全疾病保障に落ちても一般団信に通れば融資可能。
  • 最低1割の頭金が必要。ただし諸費用も借入に含めることができる。
  • リフォーム資金は融資の対象にならないため「リノベ」の金利引下げは使えない。
  • つなぎ融資の取り扱いはなく土地の取得から自己資金が必要。土地の取得時期が申し込みの前々年度4月1日以降である場合は完成時に土地取得費もあわせて借入できる。

 

30代にお勧めする住宅ローンのランキングポリシー

ランキングの順位は、典型的なモデルを想定して便宜上つけた順位付けです。ご自身の状況と照らし合わせて、最も適合した住宅ローンを見つけてください。

最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで審査を通しておいてください。

月初の各行の住宅ローンの発表に合わせてランキングの金利や順位を更新します。念のため、引き渡しの前月までは毎月チェックしてください。

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Posted by sennich