独身（単身）世帯の最適住宅ローンランキング

2021年3月5日2021年3月18日

婚姻数の減少に伴って、独身でも家を買う必要から住宅ローンを利用する人が増えています。

一言で「独身」といっても、若年未婚で資産形成として家を買いたい人、シングルマザー（ファザー）で家を買いたい人、中年以上で年老いた親と住む家を買いたいという人、その置かれている環境や条件はさまざまです。

そこで、独身（単身）世帯の住宅ローンの返済計画を立てる場合にお勧めする住宅ローンのランキングを作りました。また、年齢層によってリスクの傾向が異なり、その対策も異なるので年齢別にその留意点を解説します。

《目次》

20代独身（単身）女性のリスクと対策

20代独身（単身）で家を買う人のご相談者は主に女性で、年収の平均は380万円(女性380万円)で平均2400万円の物件を購入し2160万円の住宅ローンを組んでいます（2021年3月時点）。

20代独身女性のリスクは主に下記の２点となります。

20代女性のキャリアパスや収入はもともと未確定な要素が大きいのですが、特に妊娠と出産に伴う女性の収入減リスクと生命のリスクが特に大きいのが特徴です。

妊娠出産による収入減とリスクも織り込んだ計画を立て、それにマッチした住宅ローンを選ぶ必要があります。

千日のご相談者の平均としては、30代独身（単身）で家を買う年収の平均は667万円（男性593万円女性740万円）で平均3340万円の物件を購入し2942万円の住宅ローンを組んでいます（2021年3月時点）。

30代独身のリスクは主に下記の2点になります。

女性でこれから出産を予定している場合は、妊娠と出産に伴う収入減リスクと生命のリスクが特に大きいのが特徴です（20代と同じ）。また、30代は転職や転勤を経験する人が多いため、住まいが変わる可能性が高いのが特徴です。

千日のご相談者の平均としては、40代独身で家を買う年収の平均は400万円（男性400万円）で平均2500万円の物件を購入し2100万円の住宅ローンを組んでいます（2021年3月時点）。

40代独身のリスクは主に下記の3点となります。

定年後に収入が半分以下に減少することを計画に織り込む必要があります。また健康リスクが高まっていますので、団信の疾病保障の重要性が高まっています。

千日のご相談者の平均としては、50代独身で家を買う年収の平均は647万円（女性647万円）で平均3320万円の物件を購入し1730万円の住宅ローンを組んでいます（2021年3月時点）。

50代独身（単身）のリスクは主に下記の2点となります。

自分の健康リスクが高まっていますので、団信の疾病保障の重要性が高まっています（40代と同じ）。そして年老いた親との同居の場合は介護費用を見込む必要があります。そして自己資金が十分に無い場合は老後破産のリスクが高まります。

ランキングの順位は、典型的なモデルを想定して便宜上つけた順位付けです。ご自身の状況と照らし合わせて、最も適合した住宅ローンを見つけてください。

最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで審査を通しておいてください。

月初の各行の住宅ローンの発表に合わせてランキングの金利や順位を更新します。念のため、引き渡しの前月までは毎月チェックしてください。

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Posted by sennich