20代世帯年収800万未満の最適住宅ローンランキング
20代世帯年収800万未満:物件価格の平均3910万円、住宅ローンの平均3680万円
世帯年収800万円未満は、20代でマイホームを購入する人のボリュームゾーンです。
収入はまだ発展途上ですが、定年までの期間が長いので比較的多額の住宅ローンを借りられるのが特徴です。
このグループの世帯年収の平均は626万円です。
- 世帯年収の6.2倍の物件を購入し、
- 世帯年収の5.9倍の住宅ローンを組む
という人が平均的なモデルとなります。年収に対する住宅ローンの倍率が最も大きい層です。できるだけ頭金を1割入れて金利を固定することがお勧めとなります。
【注目情報】
加えて2024年2月からはフラット35の金利引き下げ制度「子育てプラス」がスタートするので、当初の期間最大1%引き下げとなります。子どもがいなくても夫婦どちらかが40歳未満であれば適用となります。詳しくはフラット35は子育て世帯で最大1%引き下げに拡大【子育てプラス(仮称)】を公認会計士が解説|千日のブログにわかりやすく書いています。
固定金利のランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2024年9月金利
順位←最適な人 | 1位←子育て世帯で最低金利で固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | スーパーフラット 35年固定 団信不加入(ARUHI) | |||||
金利 | 「7」年1.40% 「8」年1.41% 「9」年1.53% 子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~) |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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順位←最適な人 | 1位←フルローンで金利を固定したい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 全期間固定31~35年(三菱UFJ銀行) | |||||
金利 | 年1.750%~年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※適用金利や引下幅は、お申込み内容や審査結果等により決定いたします。 | ||||||
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順位←最適な人 | 1位←全疾病団信に加入しリフォームやリノベしない人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 対面で相談→フラット35保証型(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行) | |||||
webで申込→フラット35保証型(住信SBIネット銀行) | ||||||
金利(借入割合) | 年1.75%(80%以下) 年1.81%(90%以下) 子育てプラスで上記から最大1%引下げ(当初5年~) |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
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変動金利のランキング
ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。
2024年9月金利
順位←最適な人 | 1位←メガバンクかつ低金利で借りたい人 | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動or10年固定(三菱UFJ銀行) | |||||
金利 | 変動金利 年0.345%~年HPご確認%※ 10年固定 年1.050%~年HPご確認%(以降店頭金利-1.5%)※ |
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事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※適用金利や引下幅は、お申込内容や審査結果等により決定いたします。 | ||||||
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順位←最適な人 | 1位←期間を最長50年とすることで毎月返済額を抑えられる | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動金利(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行) | |||||
金利(金利プラン) | 年0.298%(通期引き下げプラン)※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※上記は物件価格80%以内でお借入れの場合 ※物件価格80%超~100%以内でお借入れの場合は、上記金利に年0.032%上乗せ ※物件価格100%超でお借入れの場合は、上記金利に年0.061%上乗せ | ||||||
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必ず読んでください!ランキング使用上の注意点
下表は年齢と世帯年収別の物件価格の平均と住宅ローンの平均を表にしたものです。
(単位:百万円)
世帯年収(万円) | 年齢 | |||
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20代 | 30代 | 40代 | 50代以上 | |
400未満 | 物件39.1 ローン36.8 |
物件31.5 ローン28.8 |
物件27.0 ローン21.6 |
物件31.4 ローン21.1 |
400~600 | ||||
600~800 | 物件42.7 ローン37.8 |
物件41.1 ローン35.9 |
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800~1000 | 物件56.7 ローン40.1 |
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1000~1200 | 物件49.5 ローン42.7 |
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1200~1500 | 物件74.1 ローン64.2 |
物件66.2 ローン58.9 |
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1500~2000 | ||||
2000以上 |
収入に対して組める金額が大きく、これまでの物差しを遥かに超えた金額であること。
35年という年月はいままで生きてきた時間よりも長いことから、こんな不安を感じる人が多いです。
思ったよりも貸してもらえたけど、この住宅ローンを払いきれるのか?
無理なく完済できる住宅ローンの金額について解説しておきましょう。
下の表は私の著書の住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本でご紹介している、無理なく返済できる住宅ローンを見積もる4つのルールです。
- 毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
- 返済額が一定になる元利均等返済方式
- シミュレーションの金利は固定金利
- 定年(60歳)時のローン残高は1000万円以下
この4つのルールを、25歳30歳の各年収でスタートし、無理なく完済できる住宅ローンの金額として、表にすると以下のようになります。
(単位:万円)
年収 | 月収 | 25歳 | 30歳 |
---|---|---|---|
300 | 15 | 2056 | 2056 |
400 | 20 | 2742 | 2742 |
600 | 25 | 3428 | 3428 |
700 | 30 | 4113 | 4113 |
注1:年収に対する月収は扶養家族やボーナスに配分される額によっても違ってきますのであくまで目安としてご利用ください。
ご相談者の年収の平均が626万円で住宅ローンの平均は3680万円ですから、若干身の丈を超えた住宅ローンを借りている人が多いということですね。
すごく超えていることは無いですが、少し超えています。そして、上記の表はあくまで現在の収入をベースに作っていますので、今後収入が増えていけば、問題なく完済できるでしょう。
つまり、感覚的に不安を感じるというのは、ある意味で当たっているのです。しかし、20代ならばそれくらいでちょうど良いのではないかと思います。なお、共働きのご夫婦は20代共働き夫婦の最適住宅ローンランキングも参考にしてください。
20代にお勧めする住宅ローンのランキングポリシー
ランキングの順位は、典型的なモデルを想定して便宜上つけた順位付けです。ご自身の状況と照らし合わせて、最も適合した住宅ローンを見つけてください。
最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで審査を通しておいてください。
月初の各行の住宅ローンの発表に合わせてランキングの金利や順位を更新します。念のため、引き渡しの前月までは毎月チェックしてください。
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