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30代世帯年収600万以上1200万未満の最適住宅ローンランキング

2023年6月1日

30代世帯年収600万以上1200万未満:物件価格の平均4270万円、住宅ローンの平均3780万円

30代で世帯年収600万以上1200万円未満は、30代でマイホームを購入する人のボリュームゾーンであり、相談事例も最多です。また最近は独身女性でマンションを購入する人が増えて来ており、千日への相談も増えてきました。末尾に独身女性のランキングも用意しています。

ご相談者の世帯年収の平均は836万円です。つまり概ね、

  • 年収の5.1倍の物件を購入し、
  • 年収の4.5倍の住宅ローンを組む

という人が平均的なモデルとなります。頭金は平均的に1割弱入れているということですね。

変動金利と固定金利でそれぞれランキングを行います。それぞれの上位の金利タイプで審査を通しておけば、直前に経済情勢の変動があっても慌てることなく有利な方を選ぶことが出来るでしょう。

変動金利と固定金利の比較は住宅ローン比較シミュレーションをご利用ください。

変動金利のランキング

ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。

2023年6月金利

順位←最適な人 1位←頭金ないが今後の安定収入増が見込める人
住宅ローン名(金融機関) 変動金利(三菱UFJ銀行)
金利 変動金利 年HPご確認%※
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利をご利用できる場合があります。
メリット(注目)
  • 【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉】は対象疾病で1日の入院でもローンがゼロ円となる。医療現場を知る医療関係者に人気。住宅ローン控除で保険料0.3%の負担は軽減される。
  • リフォーム資金も融資対象になるため、中古住宅のリノベにも使える。
デメリット(注意)

公式サイトはこちら

 

順位←最適な人 1位←イオンでの買い物が完済まで毎日5%OFF
住宅ローン名(金融機関) 変動金利(イオン銀行)
金利(プラン)毎月10日に更新 年0.380%(物件価格の80%以内を借入)
年0.430%(物件価格の80%超を借入)
事務手数料 定率型(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • イオングループでの買い物5%OFF住宅ローン完済まで毎日適用される。
  • 例えば月7.5万円の買い物で35年157万円OFF、2,300万円を0.38%で借りた利息総額160万円がほとんど返ってくる計算、イオン経済圏なら特にお勧め。
  • 変動金利の5年ルールと125%ルールの適用あり、5年間は元利均等返済額は上がらず6年目からは1.25倍の上限が設けられている。
  • 注文住宅で先に購入する土地代金も住宅ローンで分割融資してもらえる。中古物件購入とリフォーム資金も住宅ローンで融資してもらえる。
デメリット(注意)
  • 買い物を5%OFFにするには専用カードのクレジット払いにする必要がある。
  •  事前審査は正式審査ではなく、申込書の提出から融資実行までは1カ月~1カ月半かかる。
  • 10日に発表された金利は翌月9日の融資実行まで適用されるが、10日からはその月に発表される新たな金利となる。

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順位←最適な人 1位←初めての住宅ローン変動か固定か対面で相談したい人
住宅ローン名(金融機関) 変動金利(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行)
金利(金利プラン) 年0.320%(通期引き下げプラン)
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • SBIマネープラザは全国的に対面店舗があり、業界最低金利の変動金利とフラット35保証型を比較シミュレーションした上で申し込みが出来る。
  • 通常の団信に加えて全疾病保障(精神疾患以外の全ての病気とケガ)が金利上乗せなしで付く(加入に年齢制限なし)。
  • 変動金利の5年ルールと125%ルールの適用がある。5年間は毎月返済額はそのまま、1度に上がる毎月返済額は従前の125%までが上限となる。
デメリット(注意)
  • 「住宅ローン」と「フラット35」の両方を相談できるが、同時に両方を申し込むことはできない。
  • 銀行指定の一般団信への加入が必須となる。ただし全疾病保障に落ちても一般団信に通れば融資可能。
  • 金利が上がったらいくら支払額が増えるか金利が上がったらどうする?シミュレーションで把握しておこう。
  • 土地先行プランで土地購入時と建物完成時の 2回に分けて分割融資が可能。着手金、中間金のつなぎ融資の取り扱いはない。
  • リフォーム資金は融資の対象外。ただし中古物件の引渡しまでに工事が完了し、購入資金と同時にリフォーム代金を支払う場合は融資対象となる。

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固定金利のランキング

ニーズに対して最適(1位)となる住宅ローンの商品とそのメリット・デメリットをまとめています。

2023年6月金利

順位←最適な人 1位←フルローンで低金利で固定したい人
住宅ローン名(金融機関) 全期間固定31~35年(三菱UFJ銀行)
金利 HPご確認%※
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利をご利用できる場合があります。
メリット(注目)
  • 女性向け特典として出産後6ヵ月以内に申し出ることで金利を0.2%優遇する。特典の適用には条件があるため詳細は公式サイトから確認してください。
  • 0.3%上乗せで付けられる【7大疾病保障付住宅ローン ビッグ&セブン〈Plus〉】は対象疾病で1日の入院でもローンがゼロ円となる。医療現場を知る医療関係者に人気。
  • リフォーム資金も融資対象になるため、中古住宅のリノベにも使える。
デメリット(注意)
  • 銀行指定の一般団信への加入が必須となる。30代前半までは団信に加入するよりも、掛け捨ての生命保険に加入する方が保険料の負担は少なくなる。
  • 分割融資、つなぎ融資の可否については個別案件ごとの判断となる。

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順位←最適な人 1位←頭金1割以上出せて低金利で固定したい人
住宅ローン名(金融機関) スーパーフラット 35年固定 団信不加入(ARUHI)
金利 「7」年1.39%「8」年1.40% 「9」年1.47%
金利引下げ制度の適用で当初10年は上記から最大0.5%引下げ
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • 金利が下がる頭金の割合は最大5割まで。親の援助や親ローンも頭金にできる。
  • 団信に加入しない場合0.28%引き下げとなる(他行は0.2%の引き下げ)。30代前半までのデスクワークなら民間生命保険の方が保険料が圧倒的に安く保障も厚い。
  • 金利引下げ制度の適用で当初10年間は最大0.5%引下げになる。
  • 実行後は住所変更を通知して賃貸への転用が可能。
デメリット(注意)
  • 30代後半あたりから民間生命保険と団信の保険料が均衡してくる。
  • 頭金の割合は5%刻みで段階的に金利が下がるが、金利の下がり幅は均等ではなく、頭金を多く入れた割にあまり下がらないゾーンもある。
  • 頭金の不足分をARUHIから借りることはできない。ただし手数料等も借入に含めることができる。
  • 返済負担率(年収に占める年間合計返済額の割合)は「9」で20%以下「8」以下からは30%以下でなければならない。
  • 団信を付ける場合はARUHIの一般団信となり、機構団信の身体障害保障は付帯しない。
  • 分割融資の取り扱いはないが、1年以内のつなぎ融資はあり金利は2.2%~。

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順位←最適な人 1位←全疾病団信に加入しリフォームやリノベしない人
住宅ローン名(金融機関) 対面で相談→フラット35保証型(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行)
webで申込→フラット35保証型(住信SBIネット銀行)
金利(借入割合) 年1.67%(80%以下)  年1.75%(90%以下)
金利引下げ制度の適用で当初10年は上記から最大0.5%引下げ
事務手数料(税込) 借入額×2.2%
メリット(注目)
  • SBIマネープラザは全国的に対面店舗があり、業界最低金利の変動金利とフラット35最低金利を比較シミュレーションした上で申し込みが出来る。
  • 団信込みのフラット35で最も低金利、全疾病保障が金利上乗せなしで付く。若くて病気のリスクは低くてもケガで長期入院の可能性がある職業に適合する。
  • 金利引下げ制度の適用で当初10年間は最大0.5%引下げになる。
デメリット(注意)
  • 銀行指定の一般団信への加入が必須となる。ただし全疾病保障に落ちても一般団信に通れば融資可能。
  • 最低1割の頭金が必要。ただし諸費用も借入に含めることができる。
  • リフォーム資金は融資の対象にならないため「リノベ」の金利引下げは使えない。
  • つなぎ融資の取り扱いはなく土地の取得から自己資金が必要。土地の取得時期が申し込みの前々年度4月1日以降である場合は完成時に土地取得費もあわせて借入できる。

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必ず読んでください!ランキング使用上の注意点

下表は年齢、世帯年収別の購入物件の平均と住宅ローンの平均を表にしたものです。
(単位:百万円)

世帯年収(万円) 年齢
20代 30代 40代 50代以上
400未満 物件39.1
ローン36.8
物件31.5
ローン28.8
物件27.0
ローン21.6
物件31.4
ローン21.1
400~600
600~800 物件42.7
ローン37.8
物件41.1
ローン35.9
800~1000 物件56.7
ローン40.1
1000~1200 物件49.5
ローン42.7
1200~1500 物件74.1
ローン64.2
物件66.2
ローン58.9
1500~2000
2000以上

年齢、年収ごと住宅ローンの平均と事例データベース

では適正な住宅ローンの金額とは幾らなのか?解説しましょう。

下の表は私の著書の住宅ローンで「絶対に損したくない人」が読む本でご紹介している、無理なく返済できる住宅ローンを見積もる4つのルールです。

  1. 毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
  2. 返済額が一定になる元利均等返済方式
  3. シミュレーションの金利は固定金利
  4. 定年(60歳)時のローン残高は1000万円以下

この4つのルールを、35歳の各年収でスタートし、無理なく完済できる住宅ローンの金額として、表にすると以下のようになります。

(単位:万円)

年収 月収 35歳
400 20 2742
600 25 3320
700 30 3890
900 35 4410
1000 40 4910
1200 50 7968

注1:年収に対する月収は扶養家族やボーナスに配分される額によっても違ってきますのであくまで目安としてご利用ください。

注2:世帯年収1200万円からは「1.毎月の返済は手取り月収の5割以下でボーナス払いなし」という前提で計算しています。収入が多いので割合が高くなっても生活可能だからです。

注3:表は60歳定年を前提にしています。65歳定年の人は自分の年齢より5歳若い年齢を当てはめてください。医師や自営業など決められた定年が無い人は70歳定年としますので自分の年齢より10歳若い年齢を当てはめてください。

平均年収が836万円で住宅ローンの平均が3780万円ですから、概ね安全圏のレンジ内の住宅ローンを借りているように見えますね。

しかし、30代のこの年収層は共働きの世帯年収で1000万円~1200万円という人が多いのも事実です。そうなると実は潜在的にイエローシグナルの人が多いのですよ。

上の表で共働き夫婦がそれぞれの年収の上限まで借りると60歳のときのローン残高は夫婦あわせて2000万円になる計算です。ちょっと厳しいですよね。さらに夫婦が二人とも住宅ローンの完済まで勤め上げることが前提になります。

30代の時点ではまだ、妻も夫も両方が定年まで勤め上げるか?確実には断言できないのが普通です。なので、この表で出す数字よりも少な目に考えておく必要があります。

50:50の夫婦共働きでこの表でジャストラインにあるということは、リスクがあるということです。30代共働き夫婦の最適住宅ローンランキングを参考にしてください。

30代にお勧めする住宅ローンのランキングポリシー

ランキングの順位は、典型的なモデルを想定して便宜上つけた順位付けです。ご自身の状況と照らし合わせて、最も適合した住宅ローンを見つけてください。

最適な住宅ローンは、早い段階で一つに絞るのではなく、複数の金融機関、金利タイプで本審査を通しておき、ギリギリまで引っ張って一番有利なものに決定するのがセオリーです。最低でも第2候補まで審査を通しておいてください。

月初の各行の住宅ローンの発表に合わせてランキングの金利や順位を更新します。念のため、引き渡しの前月までは毎月チェックしてください。

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Posted by sennich