個人再生 秘密の借金は住宅ローンの連帯保証人になるとバレる?

2018年10月10日

過去の債務整理や秘密の借入が住宅ローンの連帯保証でどんな影響があるか?

住宅ローンの審査においては、連帯保証人も主債務者(住宅ローンの契約者)と同様の審査を受けることになります。

https://jutakuloan-muryousoudan.com/words/shinsa/

をご一読ください。

つまり、大半の金融機関が通常行う「信用情報」の調査の対象になるということです。信用情報というのは、JICCやCICなどの信用情報機関が登録し金融機関の貸付の審査に利用される個人信用情報をいいます。

自己破産、個人再生、任意整理をした場合、各信用情報機関にその情報が登録されます。そして、情報が残っている間は住宅ローンの借入ができなくなります。当然に連帯保証人になっても、保証人として足しにならないということになります。

代表的な信用情報機関に登録されている信用情報とその登録機関は以下のようになっています。

JICCで登録される信用情報と記録の残る期間

登録される信用情報 登録期間
入金予定日から3カ月以上延滞 延滞中ずっと
延滞解消 延滞解消日から1年
債務整理(契約先に返済額の減額等を申し入れた場合) 発生日から5年
自己破産申立、個人再生申立 発生日から5年

CICで登録される信用情報と記録の残る期間

登録される信用情報 登録期間
お支払状況に関する情報報告日、残債額、請求額、入金額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況等 契約期間中および契約終了後5年以内

つまり延滞や債務整理、自己破産などの情報は5年間は記録されていますが、その後は記録から消えるということです。

また、借入をしているという情報は、契約期間中は記録されているということですね。

では、今日のご相談者です。

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相談:10年前に個人再生して借金もあるのですが住宅ローンの審査で秘密が明るみに出るのではと不安です

近く、アパート共用住宅を建てる予定です。こちらは家賃収入とローンをした差額いくらかは手元に入るシステムです。

主人の74歳の父が契約者で、個人事業主4年目の主人が連帯保証人になる予定です。義父は他物件の家賃収入が50万ほどありますが、主人が個人事業主であることから、おそらく私も連帯保証人に指名をされそうです。

私には、10年前個人再生した過去があり、今は主人に内緒の借金が170万円くらいあります。

自分名義でのローンはもう年収(370万円)からして無理ですし、主人にはもちろん理由は言ってませんが。

主人が営む事業は去年まで赤字だったと思います。今年から2店目を出し、月50万以上の収入で、クルマのローンや事業をやる際の金融公庫借り入れが500万円あります。遅延はありません。

  • もし、私が連帯保証人になった際、私のせいで審査は否決となってしまいますか?
  • もし否決となった場合、主人に今ある借金の事は知られてしまいますか?

特に借金のことを知られるのが恐ろしいです。なのでなんとか、連帯保証人を回避したいです。

私の実父所有で担保にできる物件もあります。月は50万ほどの収入の物件です。また、私の実父は会社を経営しており、財政状態も安定していて経営も堅調ですので信用度は高いと思います。

  • 私の代わりに私の父の会社が連帯保証することはできますか?
  • また、ほかに何かよい手や、よい情報はありませんでしょうか?

とても悩んでいます。よろしくお願いします。

回答:審査に落ちてもその理由や個人の信用情報が本人以外に開示されることはありません

ご相談ありがとうございます。

取り急ぎ、お答えしましょう。

たとえ条件をお聞きしたとしても、審査の可否を私が判断するのは不可能ですので、落ちた場合のことについて知るところを述べますね。

奥様の連帯保証は実質的に審査への影響は少ないと思われます

まず、賃貸住宅ローンの審査の場合は、入居率を確保できるかと家賃収入による返済比率、建物の良し悪しが主な審査ポイントです。

連帯保証人はその次位です。

住宅ローン名義人のお義父様、ご主人と奥様の3人が入ってますから、たとえ落ちたとしても奥様に目が行くことは無いでしょう。それに借入の金額は聞いていませんが、賃貸兼住宅ということでしたら、建物も大きい分、高額の住宅ローンになるはずです。

言われているように、奥様が単独で払える金額でもないですよね。仮に信用情報に問題が無かったとしても、それほど影響は無いでしょう。

審査に落ちた具体的な理由を銀行が説明することはありませんのでバレません

また審査に落ちた場合、銀行はその具体的な理由は言いません。なので黙っていればバレることはありません。

まずはその物件での返済が困難と判断してから、保証人ですから、包括的な話として賃貸収入での返済に不足があると判断したというような感じになるでしょう。

また、その物件で回収が困難でもお義父様の他の抵当物件も加味して判断するので、他の物件も同じ金融機関から借りていれば、そのまま自然体で審査に通ることもあります。

バレるとすれば、自分で信用情報を照会した場合です。今の借入はバレます。個人再生は発生から5年で消えますので知られることは無いですよ。

個人の信用情報はその本人でないと照会出来ませんので、万一『お互いに調べてみよう』という話になって一緒にお互いの信用情報を見せ合う事になったらバレるという事です。

ひょっとしたら旦那さまにも奥様に言っていない借金があるかも知れません。これはあくまで本人しか知り得ない事です。

回答:実父が義父の借金の連帯保証人になる義理は無いし、妻が連帯保証するのも負担が大きすぎる

連帯保証は奥様には過重な責任だと思います。過去の債務整理や秘密にしている債務の事が無かったとしても全く割りに合わない連帯保証です。

その家は高齢のお義父さまの名義です。金融機関が旦那さまを連帯保証人に要求するのは、息子である旦那さまが相続を放棄して債務の承継を逃れようとするのを防ぐという思惑が強いのではないでしょうか?

今お義父様がお持ちの収益物件で返済出来るのであれば、旦那さまが相続すれば完済出来るということになります。

また、その住宅を住居として使用するのがご夫婦というのもあると思います。

だとすると、奥様の連帯保証はオマケみたいなものですよね。オマケでこんな過重な負担を強いられてはたまったものではないでしょう。

元々は旦那さまの家の財産ですから、もし今後離婚されたら、奥様が家を出て行く事になるでしょう。その場合でも連帯債務は残ります。

千日は基本的に連帯保証はおすすめしません。

旦那さまから働きかけてもらって奥様を連帯保証に入れない方向で話してもらう事がベストでしょう。奥様の実父の会社に連帯保証して貰うのは、やはりおかしいです。そこまでの義理はありませんよ。

仮に奥様の連帯保証が全く戦力にならなかったことで、銀行の審査に通らないということになれば、連帯保証以前の問題で、お義父さまの賃貸業が傾いているということです。

加えてこの賃貸兼自宅がプラスにならないという事でもあります。

この件は旦那さまがキーですね。よく話し合って下さい。

ただ、旦那さまが長男で独りっ子であれば、最終的に奥様が全て相続する事になります。完全に連帯保証を回避するのは『いいとこ取りだ』と言われてしまう可能性はあります。

その場合は、旦那さまが相続した時に自分も連帯保証するから、というような話の持って行き方になるかと思います。

今の債務は早めに完済しておきましょう。

色々書きましたが、なかなか大変な状況ですね。過去のことや今の債務がバレるというよりも、連帯保証人の方がヘビーですよ。

以上、参考になれば幸いです。

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