50歳シングルマザーが高齢母との2人ぐらしの家を建てる
はじめまして、こんにちは。現在市営住宅に住んでいますが、足の不自由な母がいるため平屋のバリアフリー住宅を検討しています。自身の老後のことも考え、資産として残る一戸建てを検討しています。
FPに相談しましたが、投資をうまくやっていけば80歳までの全額ローンで無理なく返済できるだろうといわれ、新築・中古いずれにしろ購入を勧められました。
返済金額は月7万ほどで、つみたてNisaやiDeCo、特定口座で64歳まで投資をし、65歳以降はその投資を少しづつ切り崩していけば返済は可能と。
長期投資で過去の実績を見れば右肩上がりですが、投資でローンの返済を充てにするのは、リスクが高いと思っています。投資は重要とも思っていますが、いつどのような状況で暴落するかも分からないので、安心して無理なく返済できる金額を知りたいです。
①50歳 女性 会社員（シングルマザー）、77歳の母と二人での生活を予定しています。
（息子が一人いますが、大学卒業後は一人暮らしをする予定）
年収：560万円
⓶預貯金 1,100万円ほど
（つみたてNisa＋個別で月5万、iDeCo、その他で年間130万ほど貯蓄しています。）
③物件価格：2,800万円ほど
④新築一戸建て 又は 中古戸建て
⑤2024年5月までには
50歳の間に団信加入希望（6月誕生日）
⑥住宅ローン：2,500万円ほど
年齢が年齢なので、1日も早く決断しなければいけないのですが、一人ですべてを決めないといけないためとても悩んでいます。50歳からの賢い住宅購入も読ませていただきましたが、どうしても不安でご連絡させていただきました。
どうぞよろしくお願い致します。
相談者のデータ（年齢、年収、所有資金の総額、物件価格、借入金額など）
| 家族の年齢と年収 | 50歳 女性560万円 77歳の母と二人での生活を想定、息子が一人いますが、大学卒業後は一人暮らしをする予定。 |
| 所有資金の総額 | 1,100万円 |
| 物件価格 | 2,800万円 |
| 物件のタイプ | 平屋のバリアフリー住宅 |
| 借入金額 | 2,500万円 |
| 住宅ローン | 2024年６月満50歳までの間に団信加入希望 |
千日太郎YouTubeの回答
AI住宅ローンシミュレーター
千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター（iOSはこちら、androidはこちら）で以下の住宅ローンで比較を行いました。
| 10年固定金利 | 全期間固定金利 |
|---|---|
| 三菱UFJ銀行：当初10年は0.88%、11年目からは保守的に2.475％と想定 | 住信SBIネット銀行のフラット35保証型S：頭金1割以上で当初10年は1.48%、その後1.73%（全疾病保障付き） |
シミュレーション結果と回答の要約
自己資金がある程度あり、住宅ローンの金額を低く抑えていることから、各リスクは標準のラインに抑えられています。
老後安全度では標準の3点をマークしていますが、安全とまでは言えません。購入後の資金は730万円であり、定年時のローン残高1,381～1,396万円に対して651～665万円不足しています。
不足額の651～665万円を定年の65歳までに貯蓄するには1年あたり手取り年収の10～15%の貯蓄が必陽です。これに加えて老後資金も必要になるため、計画的な貯蓄が必要です。
金利タイプマッチ度では全期間固定金利よりも10年固定金利が適合します。完済を目指す65歳までは10年超20年未満です。全期間の金利を固定するメリットを受ける期間が少し短いためです。
手取り月収に対して毎月返済額に余裕があるので金利を固定してもしなくてもあまり影響ありません。おそらく変動金利も適合すると思います。
ただし、購入後の資金は730万円であり、10年の当初期間終了時のローン残高1,739万円に対して1,008万円不足しています。金利が大幅に上昇した場合に繰り上げ返済して残高を減らし金利負担を減らすことができるように、計画的な貯蓄が必要です。