実家を3千万でフルリノベーションお勧めの住宅ローンは?

2023年10月25日

①夫(33)年収320万円、妻(42)年収150万円、子供(2)
②所有資金200万円、両親からの援助600万円
③予算2,750万円
④実家(父名義)の大規模リフォーム(リノベーション)
⑤2024年4月から5月完工
⑥借入予定:2000万円〜2200万円(自己資金50万+両親600万+借入2100万)

リフォーム一体型を取り扱っている、イオン銀行、りそな銀行、みずほ銀行、や地銀(足利銀行)あたりで検討しています。

アルヒのスパーフラットリノベが低金利なため、検討しましたが、対象が中古住宅購入資金及び併せて行なうリフォーム工事資金であることなどからその他で検討しています。

金融機関、金利タイプなど、アドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いします。

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相談者のデータ(年齢、年収、所有資金の総額、物件価格、借入金額など)

家族の年齢と年収 夫33歳320万円
妻42歳150万円
子(2歳)
所有資金の総額 200万円+親の援助600万円
物件価格 2,750万円
物件のタイプ 父名義の実家を大規模リノベーション
借入金額 2,150万円
住宅ローン リフォームで利用可能な商品

 

千日太郎YouTubeの回答

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AI住宅ローンシミュレーター(比較)

千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター(iOSはこちらandroidはこちら)で以下の住宅ローンで比較を行いました。JAの住宅ローンはリノベにも対応しており、通常の住宅ローンと同じ低金利で融資してもらえるため、変動金利はJA住宅ローンで比較を行いました。

変動金利 全期間固定金利
JA住宅ローン:0.6% フラット35リノベ(買取型):当初10年は0.8%、その後1.3%(機構団信は身体障がい保障付き)

 

シミュレーション結果と回答の要約

JAの住宅ローンはリフォームでも抵当権を設定すれば、住宅ローンの金利で融資してもらえます。さらに、期間は最長40年となっているため、毎月の返済額を抑えることが可能です。変動金利で35年でシミュレーションした場合、夫の手取り月収に対する毎月返済額の割合は40%以下であり、一人の収入で返済可能です。ただし変動金利は今後上昇の可能性もあります。

フラット35リノベで当初の10年間は0.5%下がるとした場合、夫の手取り月収に対する毎月返済額の割合は40%を超えており、一人の収入では返済が継続できなくなるリスクがあります。ただし夫婦合算した世帯月収に対する割合は30%以下と余裕があります。返済継続のためには配偶者の存在が不可欠です。ただし、フラット35は子育て世帯向けに金利の引き下げ方針が決まっているので、シミュレーションよりも低金利で借りられる可能性もあります。

金利タイプマッチ度では変動金利よりも全期間固定金利がマッチするという結果になりました。変動金利では、手取り月収に対して毎月返済額がほぼ40%であり、それほど余裕がないので金利上昇に対応することは難しいでしょう。また、完済を目指す定年の65歳まであと20年以上あります。変動金利を選ぶと長期間にわたり金利変動リスクにさらされるとも言えます。

全期間固定金利が適合する理由としては、手取り月収に対して毎月返済額の余裕がないので、全期間の金利を固定するメリットが高いです。利息負担は増加しますが支出を見直すことで捻出できる可能性があります。完済を目指す定年の65歳まで20年超あります。全期間の金利を固定するメリットを長めに享受できます。

両方で審査を通しておいて、金利動向を見て最終決定されるのが良いと思います。

以上、参考になりましたら幸いです。

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