3年前にミックスローンから変動へ借り換えたが金利上昇が不安になってきた

2023年10月25日

①夫:36歳 年収550万(役職あり)
 妻:35歳 年収530万
 夫婦医療従事者
 子ども:9才、6才
②預金:積み立て、保険あわせると、トータル1300万程度。
③物件価格:5300万
④大手ハウスメーカー戸建て
⑤2017年7月 4950万ペアローンで借入
 夫:3000万 35年固定 1.33%
 妻:1950万 35年変動 0.65%
 2020年12月 地方銀行にて変動金利で借り換え
 夫:2720万 妻:1900万 ともに0.555%
⑥ローン残高: 夫2470万 妻1730万 (2023年12月時点)

年間貯金は、200〜220万程度しています。車のローンがあと4年で80万あります。今後、変動金利への上昇圧力を感じており、変動なので変動は当たり前ですが、払っていけるか少しの不安があります。

頑張っていくしかありませんが、現在の自宅を買ってもよい世帯だったのでしょうか。

最悪、駅近であり、土地も当初より高騰してまして、売却は必ずできる利便性の良い立地です。

広告

相談者のデータ(年齢、年収、所有資金の総額、物件価格、借入金額など)

家族の年齢と年収 夫36歳550万
妻35歳530万
子9歳と6歳
所有資金の総額 1,300万円
物件価格 5,300万円(借入4,950万円)
物件のタイプ 大手ハウスメーカー戸建て 2017年7月完成引き渡し
借入残高 ペアローン夫:2,470万 妻:1,730万
変動金利0.555%
住宅ローン 変動金利の上昇圧力を感じており、払っていけるか少しの不安があります。

 

千日太郎YouTubeの回答

チャンネル登録と更新通知🔔で配信を見逃しません。

AI住宅ローンシミュレーター(変動金利)

千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター(iOSはこちらandroidはこちら)の変動金利メニューで金利上昇リスクを把握できます。今回のケースでは例えば5年後に金利が0.5%上がったとしたら195万円を繰上返済することで今の毎月返済額で予定通り完済できるということになります。

 

AI住宅ローンシミュレーター(借り換え)

千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター(iOSはこちらandroidはこちら)を使い、仮に全期間固定金利へ借り換えた場合にどうなるか?シミュレーションしました。なお、物件が長期優良住宅であれば、住信SBIネット銀行のフラット35買取型で借り換えることで、借入期間を50年-経過年数まで延長可能であるため、借り換えは40年としてみました。

地銀の変動金利(現在の住宅ローン) 全期間固定金利(借り換え)
地銀の変動金利のまま残り29年を0.555% 住信SBIネット銀行のフラット35(買取型)へ借換。期間を残り40年に延長。金利は1.85%とする。

 

シミュレーション結果と回答の要約

変動金利のシミュレーションを見る限り、変動金利が上がったとしても1,300万円の貯金があるのである程度は金利上昇に耐えられる資金力があります。ただし子どもの教育費など今後の支出額が不確定であることを考えると、毎月返済額は固定しておきたい気持ちはわかります。

そこで仮に全期間固定へ借り換えたらどうなるか?というシミュレーションを行いました。長期優良住宅であったならば、フラット35で期間を延長することで、全期間の金利を固定しながら、毎月返済額を今の変動金利と同程度に抑えることが可能です。

しかし、固定することで金利が高くなり、期間も長くなることで総支払額が1,500万くらい増えるという結果になりました。

最初の借り入れは変動と固定のミックスとしており、変動か固定かを決められないままに融資実行となったのだと思います。そうした理由で3年後に変動とされたのでしょう。基本的に変動金利の上昇リスクに対しては自己資金で対応するという考え方が合理的な方法かと思います。

以上、参考になりましたら幸いです。

30代借り換えの最適住宅ローンランキングを見る

変動から固定への借り換えの相談事例とシミュレーションを見る