携帯代でCICに異動記録…5年は住宅ローンの審査に通らない?

2023年10月25日

千日様、
こんにちは、初めまして。台湾出身のCと申します。現在、<家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本>を参考に、日本の住宅購入を検討しております。

2022年2月に目黒の物件を見学しました。しかし、仮審査で落ちたとの連絡を受け、営業の方からCICの悪い記録が原因ではないかとの指摘を受けました。確認したところ、ドコモの携帯料金で3300円の未払いがあり、すぐに支払いましたが、5年間はローンの申請審査が難しいと言われています。なお、2023年3月から永住権申請中です。

現時点では東京都以外のところに引っ越す可能性がありますが、去年のその時点に検討した物件の情報を共有します。

①居住予定の家族の年齢と年収は私一人・28歳で去年の年収700万円
②所有資金の総額(預貯金総額)は親からの援助金があるので、合計2000万円とします
③物件価格は8,000万円
④物件のタイプは新築マンション
⑤物件引渡しの予定年月はおおよそ2年後
⑥借入予定額6,000万円
 
ネット上の情報では、異動歴があっても3割以上の自己資金があれば住宅ローンの申請は容易との情報も見受けられます。この点について、実際の事例やアドバイスをいただけますと幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

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相談者のデータ(年齢、年収、所有資金の総額、物件価格、借入金額など)

家族の年齢と年収 未婚女性28歳700万円(外国籍で永住権申請中)
所有資金の総額 2,000万円
物件価格 8,000万円
物件のタイプ 新築マンション
借入予定額 6,000万円
住宅ローン 提携ローンに仮審査で落とされました

 

千日太郎YouTubeの回答

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AI住宅ローンシミュレーター(借入可能額)

千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター(iOSはこちらandroidはこちら)の借入可能額のメニューで毎月返済額や年収から借入可能額の目安を計算できます。

試しに金利を1.44%で計算してみると、借入可能額は4,352万円となりました。借入希望額は6,000万円ですから、かなりオーバーしているようです。そもそも借入希望額が多すぎた可能性も否定できません。

 

AI住宅ローンシミュレーター(比較)

千日太郎が無料で公開しております、AI住宅ローンシミュレーター(iOSはこちらandroidはこちら)を使い、メガバンクの変動金利と全期間固定金利のスーパーフラット8S(団信不加入)で比較シミュレーションしました。

変動金利 全期間固定金利
三菱UFJ銀行:0.345%(女性向けの特典が充実) アルヒスーパーフラット8S(団信不加入):当初10年0.94%、その後1.44%。

 

シミュレーション結果と回答の要約

住宅ローンの審査では多くの銀行が日本国籍か永住権を取得していることを条件としています。永住権の無い状態で審査を受けられる銀行自体が少ないうえに、審査そのものも厳しくチェックされる傾向があります。

もともと厳しく審査される上に、借入希望額が年収に対して高すぎるという点が一番の理由でしょう。仮に携帯電話の支払の遅延が無くても審査に通過しなかった可能性が高いと思います。

現在は永住権の審査中であるとのことですので、まず永住権を取得してから審査することで、かなり通りやすくなってくる可能性があります。ただし、借入希望額そのものが収入に対して過大となっていますので、無理なく返済できる住宅ローンの金額を把握したうえで物件選びと住宅ローン選びをすべきでしょう。

比較のシミュレーションでも返済継続力が標準レベルを下回っており、これは借入金額が過大になっていることを意味します。

無理なく返済できる住宅ローンの金額を計算する、4つのルールがあります。

  1. 毎月返済額は手取り月収の40%以下
  2. ボーナス払いなしの元利均等返済
  3. シミュレーションの金利は固定金利
  4. 定年時のローン残高を1,000万以下とする

これを参考としてシミュレーションし、購入物件の価格と住宅ローンの金額を検討していきましょう。

以上、参考になりましたら幸いです。

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